近年、英語を学ぶ人が増えています。
留学先としてアメリカやイギリスなどの英語圏は人気ですし、小学校でも2020年から英語が必修化されました。
こういった英語へのニーズが高まる中、英語を学ぶことでどのようなメリットがあるのでしょうか。
英語学習を今からスタートするべきなのでしょうか。
今回の記事では、英語を学ぶ10のメリットを紹介していきます。
英語を学ぶデメリットについても触れていますので、英語学習をスタートしたいという方はぜひ参考にしてください。
英語を学ぶ人は増えている?
近年、英語を学ぶ人が多く見受けられるようになりました。
トビタテ!留学JAPANのホームページによると、日本の大学生の留学先としてアメリカが最も人気であることがわかりました。
中国・台湾に次いでカナダ、イギリス、オーストラリアなどの英語圏が上位にランクインしており、英語は第二言語として人気のある言語ということが伺えます。
小学校でも2020年度から英語教育が3年生〜6年生で必修化され、英語教育の重要性が益々強まっています。
このような状況で英語を学ぶことでどのようなメリットを得られるのでしょうか。
英語を学ぶメリット
ここでは、英語を学ぶメリットを紹介します。
海外の人とコミュニケーションできる
英語を学ぶメリットとして、まず海外の人とコミュニケーションできることが挙げられるでしょう。
英語は世界共通言語です。
英語を習得することで世界中の人とコミュニケーションできる可能性が高まります。
中国語やスペイン語を話す人のほうが多いといわれていますが、英語を第二言語として話す人は世界中に多く存在するため、英語でのコミュニケーションが重要なのです。
海外の人とコミュニケーションすることで、新しい価値観に触れたり、それぞれの考えを共有したりすることができます。
色々な情報にアクセスできる
英語を理解する力を身につければ、色々な情報にアクセスできます。
インターネット上にある多くのサイトでは英語が使用されています。
英語を読解できれば、国際的なニュースやビジネスの最新情報、論文などの情報にアクセスできるようになるのです。
現在は翻訳ツールの性能も高まっており、一見英語は必要ないように思われるかもしれません。
しかし、依然として不自然な訳も多く、文章の意味を正確に理解するためには、英語力が求められます。
1人でも海外旅行に行ける
英語を習得するメリットのひとつには、1人でも気軽に海外旅行に行ける点があるでしょう。
マイナビニュースの記事によると、海外旅行で困った経験に関するアンケートで「旅行先での言語の違いによるコミュニケーションエラー」と回答した人が25.4%に及ぶことがわかりました。
しかし、英語でコミュニケーションを取れれば、こういった不安も多少は軽減されます。
1人でも気軽に海外旅行に行きやすくなり、自分の好きなタイミングで充実した時間を過ごせるのです。
キャリアの幅が広がる
英語スキルを習得することで、キャリアの幅が広がるかもしれません。
現在はグローバル化の勢いが加速しており、ビジネスシーンでも英語が求められることが増えました。
英語を話せれば海外のビジネスパートナーとやり取りしたり、事業の海外展開で活躍したりできる可能性があります。
転職やキャリアアップでも活かせる可能性があるので、ビジネススキルを獲得したいという人は英語を視野に入れるとよいでしょう。
昇給や昇進を目指せる
昇給や昇進を目指したい人は、英語の勉強をすることをおすすめします。
先ほど説明した通り、現在はさまざまなビジネスシーンで英語が重要な役割を担うようになりました。
英語スキルを獲得することで他のメンバーと差異化を図ることができて、昇給や昇進につながる可能性があります。
ビジネスに特化した英会話教室なども多数存在するので、英語を学ぶ環境も整っているといえるでしょう。
海外移住できる
第二言語を習得することで、海外移住も将来のプランとして視野に入れることができます。
日本での働き方やライフスタイルが合わず、海外移住を考えている人は一定数存在します。
例えば、ヨーロッパの多くの国は仕事の休みを重視する傾向にあり、長期休みなども比較的取りやすいといわれています。
しかし、こうした働き方、およびライフスタイルを実現するためには日本語以外の言語を習得しなくてはいけません。
そこで英語を第二言語として取得すれば、海外移住しやすくなり、自分にあったライフスタイルを目指せるのです。
エンターテイメントをより楽しめる
英語を理解できるようになれば、エンターテイメントをより楽しめるようになる可能性があります。
日本語以外のエンターテイメントにもアクセスできるようになるので、楽しみの幅が広がるためです。
例えば、洋楽の歌詞や洋画を理解できたり、旅行先で英語のミュージカルや劇を鑑賞したりできるようになります。
英語で書かれた本や雑誌なども理解できるので、より多くのコンテンツに触れることができます。
自信につながる
言語習得の過程で自信がついたという人は多く見受けられます。
英語学習は決して楽なものではありません。
これまで聞いたことのないような英単語を暗記したり、解読が難しい長文と向き合ったりする必要があるためです。
なかなか発音が上手くできず、相手に言いたいことが伝わらなかった、相手の言っていることが全く聞き取れないという経験がある人も少なくありません。
しかし、こうしたハードルを乗り越えて海外の人とコミュニケーションしたり、資格を取得したりすると、自然と自信が生まれるのです。
留学しやすくなる
英語力があれば、海外の大学や大学院などに留学しやすくなります。
英語を学びに語学学校へ通うタイプの留学は別ですが、海外の大学や大学院などに交換留学、もしくは正規留学するには一定の英語スキルが求められます。
例えば、イギリスの大学院に出願するにはIELTS6.5〜7.0程度のレベルが必要です。
英語を日頃から勉強しておくことで、こういった留学の選択肢が増え、やりたいことを実現できる可能性が高まります。
論理的思考力を高められる
英語学習を通して身に付くのは、言語能力だけではありません。
論理的思考力も同時に身につけることができます。
論理的思考力とは、物事を順序立てて体系的に考えるスキルのことです。
英語は論理的な言語と言われており、英語を理解できるようになれば、自然と論理的思考力が鍛えられます。
英語では、日本語とは異なり、結論ファーストな話し方が好まれます。
そのため、相手にわかりやすく論理的に物事を伝えられるようになるのです。
英語を学ぶデメリット
それでは、英語を学ぶデメリットはあるのでしょうか。
定着するまで時間がかかる
英語が定着するまで時間がかかることを懸念する人は少なくありません。
特に英語初心者の場合、覚える単語数が多かったり、文法や英文構造などを復習したり、やることが多く時間がかかる傾向にあります。
また、一概に英語といっても英語にはスピーキング、リスニング、リーディング、ライティングといったスキルに分かれています。
これら全てを網羅するには膨大な時間を要するので、英語学習を始める前に理解しておく必要があります。
モチベーションを保つのが大変
英語を勉強している人の中で、モチベーションを保つのが大変と感じている人が多く見受けられます。
英語を習得するには継続的な学習が必要です。
しかし、モチベーションを保てずに学習が継続できていないと英語スキルは一向に身につきません。
モチベーションの低下を防ぐには、最初に明確な目標、学習スケジュールを設定することが大切です。
そうすることで毎日やるべきタスクがわかるので、英語学習を続けやすくなります。
まとめ
今回の記事では、英語を学ぶ10のメリットとデメリットを紹介しました。
英語を学ぶことでコミュニケーションの幅が広がったり、海外旅行に1人でも気軽に行けたり、さまざまなメリットを得られます。
英語を習得すればキャリアアップや留学、海外移住など、大きな選択も自信をもって決断しやすくなります。
ただ、定着までには時間がかかり、モチベーションを保つのが大変という点を理解しておく必要があります。
こういったメリット・デメリットを理解した上で英語学習をスタートすることが大切です。
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