「英語は毎日どれくらい勉強すべき?」と疑問をお持ちの方はいませんか。
英語は毎日勉強することで頭の中に定着しやすくなり、さまざまな場面で使えるようになります。
しかし、毎日勉強する範囲を決めないで適当に勉強していると効率的に英語を勉強できません。
勉強スケジュールにともなって、学習を進めることが大切です。
今回の記事では、英語を勉強するメリット、英語習得に必要な勉強時間、効率的に英語を習得する方法を解説します。
英語を勉強するメリット
英語を勉強するメリットには、どのようなものがあるのでしょうか?
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このように、英語を学ぶことであらゆるメリットを得られます。
特に、海外の文化やエンターテイメントに興味があったり、英語をキャリアにつなげたかったりする場合、英語スキルを身につけるメリットを実感しやすいでしょう。
以下の記事では、英語を勉強するメリットについて詳細を説明しています。
関連記事:英語を学ぶ10のメリットとは?デメリットも併せて紹介!
英語習得に必要な勉強時間とは
それでは、英語習得にはどれくらいの勉強時間が必要なのでしょうか?
坂田浩氏(徳島大学国際センター)と福田スティーブ氏(大学共通教育センター)の考察によると「実用的な英語力を身につけるには3,000時間〜5,000時間の集中的な学習が必要とされる」とされています。
つまり、英語を習得するにはある程度の時間を要するということです。
しかし、英語を勉強する目的や目標、目指すレベル、学習方法によって必要な時間が変わるので、個人によって必要な時間が違うということを理解しておきましょう。
【英検レベル別】英語習得に必要な勉強時間
英語習得に必要な勉強時間をレベル別に紹介します。
英検3級
英検3級レベルの英語力を身につけるには15〜200時間の勉強が必要といわれています。
もちろん、個人のレベルによって必要な勉強時間は異なりますが、中学3年生レベルの学習を理解している状態であれば、15時間程度勉強すれば合格できる可能性が高いです。
英検4級に合格しているものの、中学3年生レベルの学習が終わっていない場合は、200時間程度勉強する必要があります。
ちなみに、英検3級の合格率は50%といわれています。
英検2級
英検3級レベルから英検2級レベルの英語力に到達するには、340時間勉強しなくてはいけません。
英検2級レベルは高校卒業程度の難易度とされています。
つまり、高校英語を一通り理解する必要があり、英検3級よりも多くの時間が必要となるのです。
英検2級の合格率は25%程度で、英検3級と比較すると難易度が一気に上がることが伺えます。
実際に、英検2級では5,000語程度の語彙力が必要とされています。
英検準1級
英検2級から英検準1級に合格するためには、340時間の勉強時間が必要です。
英検準1級の難易度は大学中級程度となっています。
TOEICに換算すると740〜820スコアくらいのレベルです。
英検準1級の合格率は全体で約16%となっており、簡単には合格できないということがわかります。
合格に必要な語彙数は約7,500〜9,000語で、必要なボキャブラリーの数が増えるので、暗記の時間も確保しなくてはいけません。
英検1級
英検準1級から英検1級レベルの英語力までアップさせるには、450時間の勉強時間を要します。
英検準1級レベルに到達していたとしても、これだけの勉強時間が必要になるということは、英検準1級と比較しても難易度が大きく上がることがわかります。
英検1級は大学上級程度の難易度とされており、TOEICで900スコアを取るよりも難易度が高いといわれています。
合格率は10%以下となっており、英検1級レベルを目指す人は覚悟を持って勉強に取り組む必要があります。
効率的に英語を習得する方法
ここでは、効率的に英語を習得する方法を紹介します。
学習スケジュールを立てる
効率的に学習を進めるためには、学習スケジュールを立てることが重要です。
長期スパンと短期スパン、どちらの視点からも学習スケジュールを立てることをおすすめします。
例えば、1ヶ月間で何をやるかを大まかに決めた後、そのタスクを1週間、1日に細分化するとよいでしょう。
毎日のタスクが明確になることで、「何から着手すればいいかわからない」「勉強が間に合うか不安」という事態を防ぐことができます。
アウトプットする
英語を勉強する際は、アウトプットする機会を設けるとよいでしょう。
英単語や言い回しなどの暗記や、文法に関する知識など、英語学習ではインプットの作業が重要な役割を担います。
一方、アウトプットする練習も同じくらい重要です。
アウトプットの練習ができていないと、スピーキングスキルが上がらず、実践的な場面で学習したことを活かせません。
英会話のレッスンを受ける、海外の友人と話すなどして、アウトプットする機会を作ることが大切です。
隙間時間を有効活用する
英語学習者は、隙間時間を有効活用することを心がけましょう。
英語は継続することで実力が伸びます。
1回1回の学習に期間が空いてしまうと、定着率が低下してしまうためです。
しかし、社会人や学生はスケジュールが忙しく、英語の勉強に費やす時間を確保できないことがあります。
そういった場合は、ちょっとした休憩時間や移動時間などを使って、新しい単語を覚えたり、英語音声を聴いたりすることで、英語学習を習慣化させることができます。
英会話スクールに通う
自分で学習を進められるか不安という人は、英会話スクールに通うことをおすすめします。
英会話ではスピーキングやリスニングのスキルを重点的に伸ばすことが可能です。
ビジネスに特化したコースも充実しており、ビジネスシーンなどで英語力を活かしたいという人は、そういったコースで実用的なスキルを身につけることができます。
しかし、英会話スクールに通うには、入会費や教材費、レッスン代などある程度のコストがかかります。
現在は比較的リーズナブルな価格で受講できるオンライン英会話なども数多く存在するので、あわせて確認してみてください。
まとめ
今回の記事では、英語を勉強するメリット、英語習得に必要な勉強時間、効率的に英語を習得する方法を解説しました。
「日常会話を話せるようになりたい」「ビジネスシーンで英語を活用したい」など、個人によって学習の目的は異なるので、英語学習に必要な時間も個人によってさまざまです。
ただ、高いレベルの英語力を身につけたいという場合、それなりの時間が必要になることを理解することが大切です。
隙間時間を有効活用したり、アウトプットする機会を作ったりして、英語学習を継続しましょう。
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