【英語】文法の具体的な覚え方を5つ紹介!効率的に学習するコツとは?

英文法
Hands of an Asian woman studying in a coworking space

「英語の文法が身につかない」

「英語の基本的なルールがわからない」

と文法でつまずく人は少なくありません。

英語は日本語と異なる文法で構成されているため、難しいと感じる人が多く存在するのです。

しかし、文法を理解していないと全体の英語学習に影響する可能性があります。

応用レベルの英語にも対応できるように、英語の基礎である文法を理解することが大切です。

今回の記事では、英語の文法が重要な理由や文法の具体的な覚え方、英語の文法を覚えるコツを解説します。

英語の文法が重要な理由

英語の文法はどうして重要といわれるのでしょうか?

英語の文法とは、単語を正しい語順で並べるための法則です。

そのため、文型や時制、動詞の種類などを理解できていないと、文章を正しく構成したり、読解したりすることができません。

逆に英語の文法が理解できれば、長文読解や英作文などの応用問題にも対応できるようになります。

英語の文法が苦手という人は、時間をかけて一つひとつのルールについて理解を深めることをおすすめします。

【英語】文法の具体的な覚え方とは

文法を覚えるには具体的にどうすればいいのでしょうか?

英文の種類

まずは英文の種類を理解するところから始めましょう。

基本的に、英文は①平叙文、②疑問文、③命令文、④感嘆文に分類することができます。

①平叙文は「I am from Japan.」「Tokyo is the busiest city in Japan.」など、シンプルに情報を伝える文章です。

②疑問文は「Where are you from?」「Do you like summer?」など、あることを尋ねる際に使われます。

多くの場合、クエスチョンマークで文章が終わります。

③命令文は「Stand up please.」「Show me your passport.」など、依頼や命令の際に使われる文章です。

④感嘆文は「How beautiful this flower is!」「What a big cookie this is!」など、感動を表現する際に使われる文章になります。

英文を見た時に、これらの4つのいずれかに分類できるようにしましょう。

文型

文型とは、「S(主語)」、「V(動詞)」、「O(目的語)」、「C(補語)」の4要素から構成された文章のパターンのことです。

英文は大きく第1文型から第5文型までの5種類に分けることができます。

  • 第1文型:「S:主語」+「V:動詞」
  • 第2文型:「S:主語」+「V:動詞」+「C:補語」
  • 第3文型:「S:主語」+「V:動詞」+「O:目的語」
  • 第4文型:「S:主語」+「V:動詞」+「O:目的語」+「O:目的語」
  • 第5文型:「S:主語」+「V:動詞」+「O:目的語」+「C:補語」

それぞれの文型の特徴については、以下の記事で紹介しているので参考にしてみてください。

関連記事:英語の5文型とは?構成する要素やおすすめの勉強方法を紹介!

時制

時制とは、​​動詞の過去・現在・未来を示す文法上のルールです。

その文章がいつの話なのかを理解する上で重要な役割を担います。

時制は、主に以下の12種類で構成されています。

【基本時制】 ①現在形
②過去形
③未来形
【進行形】 ④現在進行形
⑤過去進行形
⑥未来進行形
【完了形】 ⑦現在完了形
⑧過去完了形
⑨未来完了形
【完了進行形】⑩現在完了進行形
⑪過去完了進行形
⑫未来完了進行形

これらの時制を理解することで、動作がいつ行われたかという細かい情報やニュアンスを汲み取れるようになります。

動詞の種類

動詞は「be動詞」と「一般動詞」に分類することができます。

「be動詞」は、主語の状態を表す動詞で「Is」「Am」「Are」「Was」「Were」が当てはまります。

一方、「be動詞」以外の動詞は全て「一般動詞」に分類されます。

例えば、「Play」「Run」「Cook」などが「一般動詞」です。

この「一般動詞」は、時制が変わる際に規則的に変わる「規則動詞」と、動詞ごとに活用形が異なる「不規則動詞」に分けることができます。

文章の区切り方

英語の文法を理解する上で、文章の区切り方を覚えることが大切です。

文章をまとまりごとに区切ることができれば、文章の意味を理解できるようになります。

例えば、「I was cooking something for my son when my sister called me in the morning.」という文章は「I was cooking something」「for my son」「when my sister called me」「in the morning」というまとまりに分けることができます。

文章の区切り方は、文型を学ぶ際に身につけることができるでしょう。

いくつか文章を読んで自分で練習してみてください。

英語の文法を覚えるコツ

ここでは、英語の文法を覚えるコツを紹介します。

中学レベルの基礎を復習する

英語の文法が苦手という方は、中学レベルの基礎から復習することが重要です。

中学英語では、将来的に英語スキルを培う上で欠かせない基礎に焦点を当てています。

つまり、この基礎が理解できていないと、応用レベルの文法を理解するのが難しいということです。

品詞の役割や時制、簡単な文章の作り方など、まずは基礎を復習するところからスタートしましょう。

色々な英文を読む

色々な英文に触れることで、文法のパターンが自然と身につきます。

海外ニュースや英語の本、問題集に掲載されている英文などに目を通してみましょう。

ただ、英文を読み流すのではなく、一文一文どういう文法が使われているか、どの文型に当てはまるかなどを考えながら読み進めることが大切です。

文章にたくさん触れることで感覚的に自然な文法かを判断できるようになるので、文法で間違えている際に違和感が生まれるようになります。

英文を音読する

色々な英文に触れることが大切と説明しましたが、英文を音読することも有効な学習方法です。

音読することで「視覚」だけでなく「聴覚」を使って自然な文法を感覚的に身につけることができます。

例えば、海外ニュースを1日1記事音読する、本を2ページ音読するなど、音読による学習を習慣化させるとよいでしょう。

音読する際は、音読しながら意味を理解することが重要です。

並び替えや穴埋めの問題集を買う

英語の文法に関する問題集は数多く販売されていますが、初心者の方は並び替えや穴埋めの問題集を買うとよいでしょう。

並び替えや穴埋め問題を解く際は、文法の知識が必要です。

例えば、文型や時制の知識がないと適切な単語を答えられません。

間違えた問題は解説をみながらすぐに見直しできるので、文法を理解する上で役に立ちます。

学んだ文法を実践的に使う

英語の文法を上達させるには、学んだ文法を実践的に使うことも重要です。

つまり、インプットした情報をアウトプットすることを意味します。

問題集などで覚えた文法を実際にスピーキングやライティングの中に取り入れてみましょう。

文法のルールを思い返しながらアウトプットすれば、新しい知識が定着しやすくなります。

学習プランを立てる

英語の文法を集中的に勉強したいという人は、学習プランを立てることをおすすめします。

学習プランとは、いつまでに何をやるか、どのような目標を達成するかなどを計画することです。

ただ漠然と問題集に取り組むよりも、学習プランがあれば目的意識を持てるので、効率的に文法を身につけることができます。

アプリを使用する

スマートフォンのアプリを利用して英語の文法を覚えるのもよいでしょう。

近年は英語の文法やボキャブラリー、スピーキングなどを学べる、さまざまな学習アプリが展開されています。

こういったアプリがあれば隙間時間を有効活用したり、ゲーム感覚で学習したりできます。

無料でダウンロードできるアプリも多くあるので、気軽に挑戦してみましょう。

まとめ

今回の記事では、英語の文法が重要な理由や文法の具体的な覚え方、英語の文法を覚えるコツを解説しました。

英語の文法は、スピーキング、ライティング、リーディング、リスニングの全ての技能における基礎となります。

そのため、英語の文法が理解できていないと、こういったスキルを伸ばすことは難しいでしょう。

まずは英文の種類や文型、時制などの基本ルールを一つひとつ復習して、問題集などで理解できているかを確認することをおすすめします。

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