「英語の速読ができないのはどうして？」
「どのように英語の速読は習得できるの？」
と英語を読むスピードで悩んでいる人は多くいるのではないでしょうか。
英語の速読ができるようになることで、テストで時間内に解答したり、長文に対する苦手意識を軽減したりすることができます。
英語の速読が苦手という人は、英語の速読ができない原因を把握して改善を目指すことが大切です。
今回の記事では、英語の速読を習得するメリット、英語の速読ができない原因、英語の速読を習得する方法を解説します。
英語の速読をマスターしたいという方は必見です。
英語の速読とは
英語の速読とは、その言葉通り英語の文章を速いスピードで解読することです。
近年は速読トレーニングが注目を集めており、制限時間を設定したり、同じ文章を繰り返し読んだりしてスピードアップを目指します。
英語が第一言語ではない人にとって、英語で書かれた長文を速く読むのは至難の業です。
しかし、速読トレーニングを実践することで英語を読むスピードが向上し、さまざまなメリットを得られるようになります。
英語の速読を習得するメリット
英語の速読を習得することには、どのようなメリットがあるのでしょうか？
テストで時間内に解答できる
英語の速読を習得することで、学校のテストや入試、資格試験における英語の問題を時間内に解答できる可能性が高まります。
速読スキルを身につければ、同じ時間でも処理できる単語数や文章量が増えるので、解答スピードが上がるためです。
例えば、長文問題に時間が取られてしまい、制限時間内に全て解答できなかったという経験がある人は少なくありません。
速読スキルがあることで、こういった「時間があれば解けた」という事態を防ぐことができます。
仕事で役立つ
英語の速読スキルは仕事で役立つ可能性があります。
仕事によっては英語の資料を読んだり、最新情報にアクセスしたりすることが求められるケースがあります。
しかし、英語の解読に時間がかかってしまうと解読に時間が取られてしまい、効率的にタスクをこなすことができません。
翻訳ツールを利用することも可能ですが、不自然な訳が含まれていることが多く、結局解読する力が必要になるのです。
スピード感を持って仕事を終わらすためにも、速読スキルを獲得することをおすすめします。
長文の苦手意識がなくなる
英語の速読に慣れてから、長文の苦手意識がなくなったという人が見受けられます。
テストなどの長文は解読に時間がかかり、多くの人が苦手意識を抱きやすい問題形式です。
中には長文を見ただけで躊躇してしまう人もいるのではないでしょうか。
しかし、速読を練習する過程で多くの文章に触れます。
そうすることで長文に対する苦手意識が軽減され、ストレスを感じずに文章を読むことができるのです。
最終的には、英語の本やWebサイトなども気軽に読めるようになります。
英語の速読ができない原因
英語の速読ができないのはどうしてでしょうか？
ここでは、英語の速読ができない原因を解説します。
翻訳しているから
英語の速読ができない原因として、文章を読む際に逐一翻訳してしまっている可能性が考えられます。
英文を日本語にしてから理解する翻訳プロセスを挟むと、そのまま英文を読むよりも多くの時間がかかってしまうのです。
この翻訳が癖になっている方は、速読トレーニングの過程で英文を英文のまま理解する力を身につける必要があります。
英文の状態で意味を理解できるようになれば、読むスピードを一気に上げることができます。
全文章を理解しようとしているから
文章を読むのに時間がかかるという方は、全文章を理解しようとしていないかをチェックしてみましょう。
全文章を細部まで完璧に理解しようとすると余計な時間がかかります。
小説や詩など、時間をかけて読みたい場合は別ですが、テストの長文問題などは要点を掻い摘んで理解できていれば、解答できるので、全文章を理解する必要はありません。
どれが要点か、どの部分は読まなくていいかを判断できるように、意識しながら速読トレーニングを行うとよいでしょう。
英語の速読を習得する方法
ここでは、英語の速読を習得する方法を紹介します。
自分のwpmを把握する
英語の速読トレーニングを開始する前に、自分のwpmを把握することをおすすめします。
wpm（Words Per Minute）とは、「1分間で読める単語数」のことです。
1分間で120 words読める場合、wpmは「120wpm」ということになります。
wpmは「単語数÷秒数×60」という式で計算することが可能です。
どれくらい速く読めているかを数値化することで、自分の成長プロセスを可視化することができます。
成長プロセスが可視化されれば、結果に応じて練習方法を変えるなど改善していくことができます。
ボキャブラリーを身につける
ボキャブラリーを身につけることは、速読トレーニングにつながります。
英文を読んでいる最中にわからない単語に遭遇した場合、意味が理解できずに読むのを止めてしまったり、意味を予測したりするので、余計な時間がかかります。
しかし、知っている単語であればスムーズに読み進めることができるので、速読を実現することができます。
そのため、速読を習得したい人は英単語をインプットすることが重要です。
英文構造を理解する
速読でポイントになるのは、英文構造を理解することです。
英語は日本語と語順が逆になっています。
例えば、日本語だと「私（主語）はりんご（目的語）が好き（動詞）」という順番ですが、英語では「I （主語）like （動詞）an apple（目的語）」となります。
このように英語と日本語で語順が異なるので、日本語の理解のまま英文を読んでも、スムーズに理解できないことがあります。
そのため、速読するためには英文構造を理解することが大切です。
意味のまとまりを意識する
速読のスキルを手に入れるためには、意味のまとまりを意識する練習をしましょう。
単語を一語ずつ理解しようとすると、文章を読むのに時間がかかってしまいます。
しかし、まとまりごとに意味を捉えれば、より速く読み進めることができます。
例えば、「in the morning」をまとまりで捉えれば「午前中に」とすぐに変換できますが、「in」「the」「morning」と一語ずつ区切ってしまうと、余計な時間がかかってしまうのです。
文型を勉強することで、意味のまとまりを判断できるようになります。
以下の記事では、英語の5文型について解説しています。
関連記事：英語の5文型とは？構成する要素やおすすめの勉強方法を紹介！
多読する
多読は速読トレーニングとして有効な学習方法です。
多読とは、とにかく英文に触れる機会を増やすことを意味します。
意味のまとまりごとに理解する、ボキャブラリーを身につけるなどのトレーニングで速読の基礎を作ったら、多読で実践的な練習を行っていきます。
英語の新聞やインターネットのニュース記事、洋書、テキストブックなど、さまざまな英文を読んでいきましょう。
同じ素材を時間を測って繰り返し読むことで、どれくらい実力が伸びているかを確かめることができます。
まとめ
今回の記事では、英語の速読を習得するメリット、英語の速読ができない原因、英語の速読を習得する方法を解説しました。
英語の速読スキルを獲得することで、テストで余裕を持って解答したり、仕事に役立たせたり、さまざまなメリットを得られるようになります。
速読はトレーニングを行えば獲得できるスキルです。
ボキャブラリーや英文構造などについて理解を深め、実際に多くの文章に触れることで、読むスピードは上がっていきます。
速読トレーニングを継続して、速読スキルの獲得を目指しましょう。
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