「高校英語が難しいと感じるのはどうして？」
「高校英語の苦手意識を克服するにはどうすればいい？」
と疑問を持っている人はいるのではないでしょうか。
中学英語と比較すると高校英語は、難易度が一気に上がります。
そのため、高校英語が難しいと感じやすいのです。
難易度の高い高校英語についていくためには、学習プランを立てたり、授業の予習・復習をしたり、しっかりと対策することが大切です。
今回の記事では、高校英語が難しい原因や難しい高校英語を克服する方法、オススメ問題集を紹介します。
高校英語が難しいと感じている学生は多い？
「高校英語が難しい」と感じている学生は多いのでしょうか？
基礎を中心に学ぶ中学英語と比較すると、高校英語は応用レベルの知識も求められるので、高校英語が難しいと感じる学生は多く見受けられます。
例えば、中学英語で必要な語彙数は「1600〜1800語程度」であるのに対し、高校英語で必要な語彙数は「1800〜2500語程度」です。
このように語彙数だけでも中学英語と高校英語のレベルに差があることが伺えます。
以下の記事では、中学英語と高校英語の違いについて詳しく説明しているので参考にしてください。
関連記事：中学英語と高校英語の違いとは？難易度の高い学習内容で失敗しないための対策
高校英語が難しい原因
高校英語が難しいと感じるのはどうしてでしょうか？
ここでは、高校英語が難しい原因を紹介します。
英語の重要性を理解していない
英語の重要性を理解しておらず、英語の勉強ができていない可能性があります。
英語は大学受験の必須科目のひとつです。
合否を左右する重要な科目なので、大学受験をする学生は普段から英語の勉強に時間をかける必要があります。
高校英語の最初でつまずいてしまうと、受験における応用レベルの問題についていくことはできません。
「英語が原因で志望校に入れなかった」という事態に陥らないためにも、英語の重要性を理解して勉強に励むことが大切です。
語彙力が不足している
高校英語が難しいと感じる場合、語彙力が不足しているかもしれません。
先ほど説明したように高校英語では「1800〜2500語程度」の英単語を暗記する必要があります。
しかし、英単語の暗記を習慣化できていないと、なかなか新しい英単語が定着せず、高校レベルの英語についていくのが難しくなります。
英単語カードを用意して隙間時間に勉強する、毎日15分暗記の時間を確保するなど、英単語の暗記を習慣化させることが重要です。
文法などの基礎ができていない
文法などの基礎ができていないと、高校英語が難しいと感じる可能性が高まります。
中学英語と比較すると高校英語の文法は複雑化します。
例えば、高校英語では文型や仮定法、過去完了形、過去完了進行形などの文法を学ぶ必要があります。
しかし、中学レベルの文法ができていないと、これらの文法を理解することはできません。
そのため、中学英語に不安を感じる方は早めの段階で復習をしておくことをおすすめします。
難しい高校英語を克服する方法
ここでは、難しい高校英語を克服する方法を紹介します。
学習プランを立てる
学習プランを立てることで、着実に勉強を進められるようになります。
学習プランとは、「何をいつまでにやるか」を計画することです。
特に大学受験を控えている方は、学習プランが重要な役割を担います。
例えば、模試の結果などを見ながら「文法が苦手分野である」ことを把握します。
文法の基礎を固めるために「1週間で基礎を学べる問題集を終わらし、その後に間違えた問題を再度解いてみる」という学習プランを立てていきます。
もちろん、学習プランの立て方は個人によってさまざまです。
短期的なプランとあわせて長期的なプランを立てることをおすすめします。
音読・スピーキングを取り入れる
英語を勉強する際に音読・スピーキングを取り入れるとよいでしょう。
スピーキングスキルは一見大学受験等に必要ないと思われやすいですが、音読することで「聴覚」を使いながら英語をインプットできます。
結果的にリスニングスキルの向上につながるだけでなく、新しく学んだ単語や言い回しなどが定着しやすくなるのです。
授業の予習・復習をする
高校英語についていくには、授業の予習・復習をすることが大切です。
予習・復習はあまりに基本的な学習方法なのでその重要性に気づきにくいですが、予習・復習をすることで新しく学んだ知識が定着しやすくなります。
例えば、「授業前に教科書に目を通し、授業後は要点を中心にノートにまとめる」など、自分にとってやりやすい方法を見つけましょう。
こういった日々の積み重ねが定着につながるので、予習・復習を習慣化させましょう。
教材選びに注意する
英語学習のために教材を用意したいという人は、教材選びに注意しましょう。
教材によって学習目的やアプローチ方法はさまざまです。
自分の目的や学習スタイルにあわない教材を選んでしまうと、効率的に学習を進められません。
教材を選ぶ際は、その教材の強みは何か、インプット・アウトプットどちらにフォーカスしているのかなどを確認することをおすすめします。
英文構造を理解する
高校英語を理解するには、英文構造を理解することがポイントです。
英文は基本的に「S（主語）」、「V（動詞）」、「O（目的語）」、「C（補語）」の4要素から構成されます。
英文構造を理解すれば文法や長文読解、英作文などの問題を解く上での基礎を作ることができます。
以下の記事では、英語の5文型について詳しく解説しているので参考にしてください。
関連記事：英語の5文型とは？構成する要素やおすすめの勉強方法を紹介！
難しい高校英語のオススメ問題集
ここでは、難しい高校英語を克服するためにオススメの問題集を紹介します。
英文読解入門 基本はここだ！
西きょうじ著「英文読解入門 基本はここだ！」は、代々木ライブラリーが出版する教材です。
短い英文を和訳する練習ができるので、英文を認識する力を養うことができます。
全部合わせて約350題掲載されており、英文に慣れるのにも効果的です。
この教材を使用して和訳する際は、英文を「S（主語）」、「V（動詞）」、「O（目的語）」、「C（補語）」に区切ってから考えることをおすすめします。
そうすることで、英文の読解力や英文構造を理解する力を身につけることができます。
大岩のいちばんはじめの英文法
大岩英樹著「大岩のいちばんはじめの英文法」は、ナガセ出版の教材です。
基本的な英文法から長文まで網羅できるので、高校英語レベルの英語力を総合的にアップしたい人におすすめします。
構成としては、超基礎文法編が0〜25講の「26講」、英語長文編が0〜18講の「19講」に分かれており、1講義ごとに新たな知識を身につけるイメージです。
「S（主語）」、「V（動詞）」、「O（目的語）」、「C（補語）」が色ごとに分かれており、視覚的にも英文構造を理解しやすくなっています。
まとめ
今回の記事では、高校英語が難しい原因や難しい高校英語を克服する方法、オススメ問題集を紹介しました。
高校英語が難しいと感じるのは、中学英語よりも必要な語彙が増えるなど、難易度が一気に上がるためです。
高校レベルの英語力を身につけるには、高校英語は難易度が高いということを認識し、コツコツ英語学習を続ける必要があります。
学習プランを立てたり、自分にあった教材を選んだりして、効率的に英語学習を進めましょう。
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